日本社会薬学会東海支部様 第23回講演会
令和元年11月30日(土曜日)愛知県名古屋市の名城大学薬学部にて日本社会薬学会東海支部主催である第23回講演会にてスポーツファーマシストによるアンチドーピング講演を行いました。
当日は、各地より薬剤師や薬学部学生など約30名の方々にご参加いただきました。
本イベントではカナダ薬剤師の青山先生による「海外薬剤師の疑似体験セミナー」と併せてドーピングガーディアンを利用した英語コミュニケーション体験として「英語でドーピングガーディアン」と題し、アンチドーピングと共に今後、必要性を増す英語コミュニケーションについてお話しをさせて頂きました。
当日のプログラム
薬剤師と薬学生のドーピングガーディアン&カナダ薬剤師セミナー
- うっかりドーピングにならないために!ゲームで楽しく知識を!-
<プレイベント>
15時 英語ウォーミングアップ & ドーピングガーディアン(DG)デモプレイ
<本イベント>
16時~ 「英語でドーピングガーディアン」清水雅之 (スポーツファーマシスト)
17時~ 「海外薬剤師の疑似体験セミナー」青山慎平 (カナダ薬剤師)
本イベント開始前から多くの方が来て頂けました。
通常はドーピングガーディアンの体験そのものがメインの企画となっていますが、本イベントに関してはドーピングガーディアンを利用した英語コミュニケーション体験がメイン企画となっていたため、まずはプレイベントとしてイベント開始前の15時からドーピングガーディアンのデモプレイを自由参加で実施いたしました。
参加者が少ないかと思っておりましたが、おおよそ7割の方がプレイベントの段階でご参加いただきドーピングガーディアンをプレイして頂きました。
英語でドーピングガーディアン
本イベントではこれからの私の経験に基づくこれからの薬剤師の役割についてや、外国語コミュニケーションについて20分程度お話をさせていただきました。その後、グループワークとしてドーピングガーディアンを利用した英語コミュニケーション体験を実施して頂きました。
当日のメニュー
- モノからヒトへの薬剤師
- 薬局薬剤師のアンチドーピング活動
- うっかりドーピング撲滅にむけて
- 外国語コミュニケーションの必要性
- 英語でドーピングガーディアン
- 全国に拡がるドーピングガーディアン活動について
今回は参加者の約半数が薬学部の学生さんという事もあり、薬局薬剤師におけるいわゆるヒト向けの業務についてアンチドーピング活動から健康サポート薬局としての業務、災害時医療など薬局薬剤師が関与していながらもあまり、世間に知られていない活動についてお話させていただきました。
また、外国語コミュニケーションの必要性については英語力の話だけではなく、翻訳アプリの活用など英語力が無い私が実際の現場で活用している方法などについてもお話させていただきました。
英語でドーピングガーディアンでは実際にカードで遊んでもらうと同時に英語で服薬指導をして頂いたりしました。
例えば
病気カードを引いてしまった場合
「I got a fever.」 と参加者思い思いに言って頂いたり
薬カードを出す際には
「This is a Amoxicillin. Please take one capsule three times a day after each meal」
などそれぞれ自分で想定を作りながら時には薬剤師、時には患者になりまた、参加者同士で英会話も楽しみながらゲームを進めていただきました。
ゲームの中での1場面を利用しているので発する言葉は少ないですが、医療英語コミュニケーションをするに当たってはとてもライトに体験していただけたかと思います。
ご参加者様からは
「薬局薬剤師という仕事にいまいち、期待が出来なかったけどとても興味が出た」
「アンチドーピング教育にエンタメ要素を入れるという事の重要性に共感できる」
「英語コミュニケーションって、少し気合いが入っていたけど、これでもいいのかと気付けた」
「初めて英語で服薬指導らしいものをした。意外と簡単。ハードルを上げていたのは自分だった。」
という感想もいただけました。
これからの教育はアンチドーピングも英語コミュニケーションにおいても、いかに体験して頂けるかが、重要であると考えております。
これからも双方向に学びあえる教育の機会を作っていければと思っております。
講演、執筆、ドーピングガーディアン体験会随時受付中!
スポーツ団体、教育機関、行政機関、薬剤師会などアンチ・ドーピング講座やドーピングガーディアン体験会などのご依頼はお気軽にお問い合わせください。
コメントを残す