レッドハリケーンズ大阪でアンチドーピング研修を実施しました!

スポーツファーマシストによる研修会の実施報告

12月4日、レッドハリケーンズ大阪の選手・スタッフの皆さんを対象に、アンチドーピング研修会を開催しました。今回の研修は、前半と後半の 2部構成 で行われ、参加者全員が積極的に取り組む姿が印象的でした。


前半:ドーピングガーディアン体験会

研修の前半では、カードゲーム「ドーピングガーディアン」 を活用し、楽しみながらアンチドーピングについて学んでいただきました。このゲームは、日常的な薬やサプリメントの選択におけるリスクをシミュレーションし、具体的な対応策を身につけるためのものです。

選手たちは、チームで話し合いながらカードを選ぶ中で、ルールの重要性を体感。「これは現実でも使えそうだ」「次に薬やサプリを選ぶときの参考になる」といった感想をいただき、ゲーム形式で学ぶ効果を改めて実感しました。


後半:吉岡さんによる講演

後半では、大阪のスポーツファーマシストである吉岡幸洋さんをお招きし、アンチドーピングの基本的なルールや、医薬品・サプリメント選びのポイントについて解説いただきました。

吉岡さんの講演内容は、以下のような現場で役立つ具体的な内容に焦点を当てていました:

  • アンチドーピング規程の基礎知識
    競技者が知っておくべき基本的なルールや禁止物質リストの解説。
  • 医薬品やサプリメント選択の実践例
    使用可能な医薬品・サプリメントを選ぶ際の注意点や、第三者認証マーク付きサプリメントの重要性。
  • スポーツファーマシストのチーム内活用
    薬剤師がチーム内にいることで得られる安心感やサポートの具体例を共有。

選手やスタッフの皆さんからは、「基本的なルールを改めて学ぶ良い機会になった」「これからはもっと慎重に医薬品やサプリメントを選びたい」という声が寄せられました。


地域とスポーツのつながり

今回の研修は、単にアンチドーピングの知識を深めるだけでなく、地域とのつながりを広げる可能性も感じる機会となりました。チームが地域で薬剤師と連携し、アンチドーピング活動を超えて、薬物乱用防止や健康教育に貢献することで、スポーツを軸に地域全体が成長する可能性があります。


今後の展望

「ドーピングガーディアン」を活用した体験型学習や、スポーツファーマシストの専門性を活かした講演を、より多くのチームや地域で展開していきたいと考えています。特に、今回のような取り組みが地域の薬剤師とつながるきっかけとなり、アスリート支援だけでなく地域の健康教育にも波及していくことを目指しています。

研修会の機会をくださったレッドハリケーンズ大阪の皆さま、そして講演を担当してくださった吉岡さんに心より感謝申し上げます。今後も、アスリートと地域を支える活動を続けてまいります!

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