ゲームの遊び方
ゲームの概要
あなたは「うっかりドーピング」という言葉を知っていますか? うっかりドーピングとは、禁止物質が入っている風邪薬やサプリメントを、知らずに服用してドーピング検査に引っかかってしまうことです。
本来であればアスリート自身が禁止物質を把握しておく必要がありますが、禁止物質の数は膨大で、変更されることも多く、すべてを把握することはできないでしょう。
そこでドーピング禁止薬物に詳しい薬剤師などに相談することを習慣づける必要があり、その啓発のためにこのゲームが開発されました。
ドーピングガーディアンとは造語で、ドーピングから守る人のことを指します。実生活ではスポーツファーマシストと呼ばれる薬剤師がそれにあたりますが、今後そのような役割を持つ職種の人は増えてくると考えられています。 ゲームを通して楽しみながら学んでいきましょう。
ゲームのルール
プレーヤーはアスリートです。アスリートの目的は多くの得点を稼ぎ、大会で優勝することです。しかし、大会までの準備で病気や怪我になることもあります。
その時に薬を服用することになりますが、もしかしたらその薬の中にドーピングの対象となる禁止薬物が含まれているかもしれません。もしドーピング検査に引っかかってしまったら即失格。いくら能力が高くても最下位となります。ドーピングをしないで大会で一番になりましょう。
勝利条件
・練習やサプリで得点を高め、すべてのターン終了時に一番得点の高いプレーヤーが優勝。
ついで2位、3位とプレーヤーの人数だけ順位をつけます
・ドーピングカードを使用していたプレーヤーは失格となり、最下位となります
ゲームの進め方
ゲーム開始前
すべてのカードを集めたものを山札と呼びます。山札の中からドーピングガーディアンのカードを参加プレーヤー分抜き出します。山札をよく切り、各プレーヤーに3枚配ります。配り終えたら、山札から5枚引き、場に伏せます。
この伏せられたカードをドーピングカードといい、このカードと同じサプリメントカード、または薬カードを使用した場合、ドーピングとなり失格となります。
配られた手札の中に病気カードがあったら表にして場に出します。場に出したカードの数だけ山札から引きます。 手札は最初に抜き出していたドーピングガーディアンカード1枚と配られた3枚を合わせて合計4枚です。常に手札は4枚としてください。
ゲーム開始
じゃんけんなどで起点を決め、時計回りで進めていきます。
まず山札からカードを1枚引きます。
この時、病気カードを引いた場合は場に出し、再び山札からカードを1枚引きます。また病気カードを引いた場合は同様です。
手札から1枚を選んで場に出します(カードの説明は後述)。
出せるカードがない場合は、何らかのカードを1枚捨ててください。捨てるカードは表にして横向きにして、捨てカードというのが分かるようにしてください。
カードを1枚出したら次の人に番が回ります。
ゲーム終了
全部で10ターン終えたらゲーム終了です。
カードの得点を計算します。
もしドーピングカードと同じカードを使用していた場合は、そのプレーヤーは失格となります。
失格となったプレーヤーを除き、1位から順位をつけていきます。
ゲームのコツ
このゲームの鍵はドーピングをいかに避けて、最高の得点を残すか、です。ドーピングを避けるためには「ドーピングガーディアンカード」を使い、禁止物質が何かを知る必要があります。
また、相手の場に出ているカードからも、何が禁止物質なのかを推測することができます。
- 対象年齢:9歳以上
- プレイ時間:約15分
- プレイ人数:2~5人
- 内容物:カード67枚&説明書